先月28日にはTEAMとんだばやしさん第3回公演「さらば、サンダーブレード」を観劇してきました。
主宰の鈴木良尚さんの書かれる脚本が好きで、なおかつ彼の表現力も好きで個人的に追っている団体さんです。(団員はひとりなので団体と言うのは適切か分かりませんが…)
今回は第2回公演とキャストが同じということでなおさら楽しみにしていました。
滑り込みになりましたが観に行けて良かったです!
4人の役者さんが繰り広げる劇、からの作中劇からの作中劇。なんとひとり10役こなされていたとか(!)。でもどの役もしっかりと役作りされていたように感じました。どの方も演じ分けがすごい!
そして笑えるシーンあり、魅入るシーンあり。
基本的にこの団体さんは音響や照明が無いところで舞台をやっているのですが役者さんの力量でそれすらも魅力に感じます。
音は口で言う。
これがまた笑いどころにもなりますし
照明で補足しなくても役者さんの力量があればいくらでもスポットライトなんて作れるんだ、と勉強にもなります。
また、役者さんがたのしくお芝居しているところも魅力のひとつです。
今回の作品はズバリお芝居について。
題材になっているもの、すごく胸にきました。
お芝居やっていると「何でお芝居やっているんだろう」と思う時やっぱりあります。
私が演じなくても、私が書かなくても、私がこれやらなくても。
特別演技にすぐれた人がやればいい、オリジナルじゃなくても特別な既成脚本をやればいい、
でも違うのかもしれない。
ラスト、笑って舞台を去った彼女のように。
私もあんな風に笑って成し遂げたいと思いました。
好きだから、お芝居をする。表現をする。
それでもいいのかもしれない。
最後に。
TEAMとんだばやしさんに劇団員として櫛田さんが加入されたようです。
彼女のお芝居は私も好きなので今後のご活躍も期待しています。
次回公演も楽しみです。