とものの観劇感想 blog

観劇の個人感想ブログ

虹の素さん主催「失恋博物館」観劇。

ご無沙汰しております。とものです。

 

さて、今回は生の舞台を観劇しました。

 

観客を入れてお芝居をする団体さんの情報をだんだんと見かけるようにはなっていたものの

 今まで足を運ぶことはできずにいました。

 

やはりお芝居の中心は東京都内。

団体さんや劇場さんがどんなに感染症対策をしていたとしても

たとえば

そこに行くまでの交通機関、お店、等々どうしても人との接触が多くなります。

 

今回は、自分からみて比較的近場、生活圏とも言える範囲内で、

しかも時間の都合がついて、

感染症対策もされている、との情報が入ってきていて、

 

これならば、と決意して予約しました。

 

 

「失恋博物館」

昨年末にも一度観に行ったお芝居です。

 

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昨年末の記事はこちら↓

 

tomo2020chang.hatenablog.com

 

さて、今回の感想。

 

『物には時間がある』

劇場内には展示物としていろいろな「失恋の思い出の品」が並べられていました。

 

 

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開演前や休憩時間にはこれらを見ることができて

それぞれの「思い出」に思いを馳せることができました。

 

上演作品は、恋愛だけに限らず。

クリスマスを題材にしたものだったり身内との別れを描いたものだったりと様々でした。

 

自分の思い出を振り返りながら

ときに役者さんに照らし合わせながら役者さんの変わる表情を見つめる

とても貴重な時間でした。

 

「赤鼻のトナカイ」の

舞台の使い方

「私はどうしてこんな男を」の

役者さんの表情の変化

「暗いからみえる」の

セリフの掛け合い

「いいんだよ」の

緊張感

「アンケート File.4」の

可愛らしさ

「あなたの失恋、飾ります」の

即興劇と音楽

「雪と積もりながら」の

不安定な関係性

 

それぞれ甘酸っぱくて、苦くて、華やかで、切なくて

そして変化していく舞台と空間

生の舞台だから味わえた感覚なんだと、感じました。

 

Platformさんの「あなたの失恋、飾ります」の即興劇では笑い声も起こって

オンライン配信ももちろん面白いけど

こういうところも観劇のよさだな、と思いました。

 

私の観た回は

指輪の話と、ホラーな映画と、主題歌、手袋でしたが

どれも面白くて「プラフォさんはやっぱりすごい!!」と思いました。

特に同性同士で恋愛について語るシーンと

即興とは思えない主題歌がよかったー

住吉さんの歌声うつくしかった!!

手袋は笑いました。

笑いをいれながらなんだかんだ最後まとめてきたのすごいなぁ。

 

 

あと、「私はどうしてこんな男を」はすごく近くで見られたのですが

役者さんの演技が圧巻でした。

最後トランプをひくまで、男性も葛藤しているのが分かったし

揺さぶられる女性の心情も痛いほど伝わってきて

すごく切ない気持ちになりました。

幸せになってくれるといいな、ふたりとも。

 

 

過去の恋愛を思い出しながら、舞台の良さを感じられた時間でした。

また来年、機会があれば来館したいです。